こんにちは。かわいい女の子のネイルを応援するサロンオーナーの のす太です!
ネイルアートといえば、基本はやっぱりネイリスト検定3級のアート課題にもなっている、アクリル絵の具を使ったペイントですよね‼
とはいえ、最近ではジェルネイルの普及が目覚ましく、アート用のジェルなんかもどんどん発売になっているので、アクリル絵の具はあんまり使われていない印象もあります。
そういうのす太も、アクリル絵の具はほとんど使っていない…というか、ペイントアート自体が苦手。
ただ、そんな苦手を克服したい気持ちもあって、数年前「ネイルEXPO 全日本ネイリスト選手権フラットアート』優勝経験もある河瀬奈津子先生のセミナーを受講したことがあり、
その時目にしたペイントアートの緻密な筆遣いがずっと頭に残っていて、その後、河瀬さんのネイルサロンに(年に一度だけなのですが)お邪魔して、
勉強がてら自分の爪にペイントアートをしてもらうということを続けて、今年で3回目をつい先日行ってきたんです。
今回は、その時描いてもらったアートを例に、本当に上手な方のペイントアートのやり方を、のす太なりに検証していきたいと思います。
(ちなみに写真撮影も、こころよくOKしてくださいました!)
ペイントアートのやり方レポート
1.ジェルネイルでベースを作る
プレパレーション(下準備)から始まり、ベースのクリアジェルを塗布→硬化
スカルプティングジェルを塗布→硬化
これはのす太の爪が薄めであること、遠方から来ているため、もし亀裂が入ったり取れてしまったりしても直しに行くことが困難なことを考慮してベースを2重にしたのだと思います。
カラージェルを2回塗布(1回ごとに硬化します)
インコのアート以外の爪に、クリアジェルを塗布し硬化、拭き取ります。
クリア感が自然なピンクベージュ。河瀬先生のサロンでも人気のカラーだそうです。 |
2.インコのアウトラインを描く
手元にモデルのインコ(さざれ店長補佐)の写真を置いて、カラージェルで全体の形を描き一旦硬化。クリアジェルを塗布し硬化→拭き取ります。
- ブルーのカラージェルが思うものよりも薄めの色合いしかなかったのですが、そこはアクリル絵の具で調整していくので大丈夫とのこと。
- この部分をカラージェルで描いたのは、爪先の部分がアクリル絵の具だとトップジェルが剥がれてきやすいという理由があるそうです。
3.羽根の色の調節から
手元に筆洗い用の水、アルミ箔の上に使う予定のアクリル絵の具をどんどん出していきます。
アクリル絵の具で描き始めたのは、お腹の羽の部分から。アート筆を下から上に細かく動かして、濃淡をつけていく感じです。
次にクチバシ、その上の鼻など色を少しずつ混ぜながら描いていきます。
目やチークパッチ、スロースポットと翼の模様をその次に。
すべて1本の筆のみ‼で、色を変えるときは水で洗いワイプで拭き取ります。
赤いサンタ帽に白の綿飾りを描いて終わり?と思いきや、目の中に光の点を入れたり帽子にも少し影をつけたり、ちょっと一筆加えるだけで立体感が増します。
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4.クリスマスモチーフのアート
- クリスマスモチーフ(ポインセチア・キャンディ・リース・雪の結晶・靴下・ツリー・ジンジャーマン・ヒイラギ)も、すべて一本の筆で描いていました。
- ポインセチアやヒイラギも、筆先の細い部分でホワイトのラインやドットを少し入れるだけで、生き生きとしてきます。
ここまで細かいアートは確かに大変ですが、だからこそアクリル絵の具をつかうのかな?とも思いました。
おそらくこれをカラージェルで描いていくとなると、ジェル同士が重なったり流れたりで形がこれほど鮮明には出せないと思いますし、その都度硬化しながらでは手間がかかりすぎますからね。
5.仕上げ
トップジェルを全体に塗布し硬化、クリーナーで未硬化ジェルをふき取ります。
まとめ
いかがでしたか?河瀬奈津子先生によるペイントアート。
インコのアートはちょっとレベルが高すぎて、のす太はマネできる気がしませんが、
光や影のラインを一本、ドットを一つ入れるだけでも雰囲気がずいぶん違ったりするので、取り入れられる部分は取り入れていきたいですし、
クリスマスのモチーフは、ここまで細かくなくてもお手本にして描けるようになれるといいなぁと思いました。
それからもうひとつ「やっぱり違うなぁ」と感じたのは、次の作業へ移る際に筆でも道具でも、きちんと元に戻しその辺に置いたままにしていない!
ちょっと席を立って戻った際にも手指消毒をするなど、ネイリストとして本当は当たり前のことなのですが、つい忘れがちなこともしっかり行っているところ。
これは本当に見習わなければ!と思いました。
後は何事も練習練習…ですよね。頑張りましょう‼